第2回カンボジア技術支援


Kingdom of Cambodia



 第2回カンボジア技術支援報告
 今回は、初渡航メンバーとして泊りさんが加わっていただきました。
 救急救助、更には機関関係何でもこいの頼もしい仲間です!
 全体の流れは会長からご報告があると思いますので、私からは画像を中心にお伝えします。

        

                           プロローグ

 今回は、初渡航メンバーとして泊りさんが加わっていただきました。
 救急救助、更には機関関係何でもこいの頼もしい仲間です!
 全体の流れは会長からご報告があると思いますので、私からは画像を中心にお伝えします。
 ホーチミン空港での乗換え待ちで、何故か私
を見つめてうっとりの泊りさん・・・。


                             1日目
    
 到着すると、前回同様に儀仗隊、軍楽隊の出迎えを受けました。
 簡単なブリーフィングをマオ中将と行い、翌日早朝よりスタート。
 今回の内容は今までに寄付した資機材の使用方法がメインです。
 可能ならそれらを車両に積載し救助隊の発足までが目標でした。
        
                                 マオ中将に資機材の説明を行う正井会長
 初日の昼間は、資機材の点検整備でほぼ終了してしまいました。

 NBC災害対応ユニットは現在ありませんので、ユニット設立のため訓練も行います。
 その時にやはり大量の水が必要となるので消防ホースを送りました。
 写真は耐圧テストの模様です。
 戦車と消防車のミスマッチ。
 この奥に池があり、ここでしか揚水できませんでした。
 現在のところ救急救助をはじめ、災害対応に可能な組織はカンボジア王国では軍隊だけなのが現状です。
 助けに来た人が軍人だからって断る人はいないと思います。
 我々も当初は「軍隊」と我々のポリシーは対
極にあるものと思っていましたが、日本の自衛
隊もそうであるように最も大規模な組織力を有
する集団で、国民を守ることが使命です。

 警察、消防が貧弱なカンボジア王国では彼ら
がすべての災害から国民を守らなければなりま
せん。


 28日の夜、交通事故発生です。
 観察の結果、レベルU、A? B感じずC触
れずでCPR開始しました。

 バイクの単独事故でノーヘルです。
 (法律では着用義務あり)
 カルメット国立病院へ搬送。
 幸い、この方はこの時までにはレベルPまで回復しABCはしっかり確認できました。
 この夜は3回同乗しましたがすべてバイクがらみの交通事故でした。


                             2日目
      
 訓練前のひと時
 なんかかなりでかい鳥が目の前をウロチョロウロチョロ。
 2日目は、各種資機材の使用方法を中心に実施しました。

 ちょっとブレークタイム。。。。。。
   
 こんな感じで二日目もあっという間に夜の救急車に同乗する時間がやってきました。
    救急車同乗前に軍司令本部にて

    (※出血が多いため、画像処理しています)
 早速、救急出場です。
 今回もやはり、バイクの事故でノーヘルで3人乗車さらに飲酒です。
 写真の2人は意識状態がE1V1M5といった感じでしたが、ABCは安定していました。
 実はこの2名を1台で搬送したのですが酸素やNCなどは1名分しか積載が無く、かろうじてBBとスク−プで搬送です。

 何故、無理をして1台で搬送したか?下の写真を見てください。
 これは民間救急隊の活動です。
 このように観察、処置などなにも実施せず、ただ自分の病院へ連れて行くだけです。
 レベルの悪い複数傷病者ということで応援要請をしたところ彼らがはやく到着しそうだということでしたので、会長の判断で2名搬送としました。
 急変時には彼らに任せておけないですから
 この日は同乗を終え、駐屯地まで帰ってきた
ところで頭から血を流した兵士がフラフラと
我々に近づいてきました。

 何者かに殴られたようですが額に5cmほどの
割創がありました。

 この程度の処置は救急隊員だけで消毒縫合す
るようです。


                             3日目

 3日目はNBC災害対応について小規模ながら実戦訓練まで行いました。
 会長よるNBC災害対応の講義
 このあたりは会長より詳細があると思います。
 この日の夜は平穏無事で出動はありませんでした。

                         最終日(午前のみ)

 これまでの復習と事故車両の安定化について行いました。

                            おまけ

                     休憩時間はこんな感じです。
                                         深夜の腹筋大会

 
                          満面の笑み
 私自身、今回で2回目となるカンボジア支援でしたが、前回もすごい期待がかけられていることを肌で感じましたが、今回はさらにそれを上回っているように思いました。
 これはおそらく前回の指導が「いい」と感じてくれたからではと思います。

 途上国への支援は非常にいろんなバランスが難しいと今までの経験では思っていましたが、カンボジアの彼らは単純明快に「技術を会得したい」が第一目標です。
 この分野では「物」を渡し支援活動としてきた団体はたくさんありますが、その「物」の実際の使用法、トラブルの対応法などはやはり、目の前で実践することで言葉の何倍も伝わります。
 名称は違いますが彼らも私も同じ防人として、今後出来る限りの協力をしていきたいと思います。
 なお、今回私と前回参加した西山さんに対しフンセン首相のお名前で感謝状並びにメダルを頂きました。
 これは、JPRの全会員のみなさんを代表して、ただその場にいた私が頂いたものだと思います。
 皆さんの支援があればこそのJPRです。
 今度はみなさんが一歩海外に足を踏み出しませんか?
 では、今月はさらにスラバヤがありますので、そのご報告もお楽しみに!
 

日本国際救急救助技術支援会

副会長 播磨 賢

 第2回カンボジア支援活動報告

 初めてJPRの支援活動に参加させていただいた泊りです。

 はじめに率直な感想を述べさせていただきますと、カンボジアのように政治的安定傾向に向かっている発展途上国は、様々な分野に多様な必要性を感じているためか、JPRに対してだけではなく、多くの機関に多くのことを「本気で求めいている」ということを強く感じました。
 それは今回我々がお会いした中での最上席者であるMAO中将からだけではなく、軍の管理的立場にある方々はもちろんのこと、実際に我々と訓練した隊員たちからもヒシヒシと伝わってくるものがありました。

 MAO中将からは、「国としてカンボジア国民の命を守らなければならない」という強いお気持ちを感じ、今回我々を担当してくださったカボ大佐が「決して満足な賃金をもらっているわけではない」と仰っていた訓練生達からも、若者のギラギラした情熱が伝わってきました。
 訓練が進む中で指揮的役割を任されるようになった隊員などは、日に日に逞しく成長し、自分の将来的な責任の重さを噛み締めているようにも感じられ、そのことに大きな期待を寄せる反面、その若さを考えるとなぜか切なさを覚えたのを思い出します。
 


 そして、今回はじめてその仕事ぶりを見せていただいた正井会長からは、恐ろしいほどの底知れぬバイタリティーを感じ、また、それを見守るような播磨副会長の奥深さに触れることができたのは、私自身にとっても大きな経験となっています。
 カンボジアの方々にも期間中非常に良くしていただき本当に感謝しています。
 心苦しいほどの対応に報いるために「今ここでいい仕事をすること」を第一に考えました。
 そして将来的にも「この国のためにできることをしたい」と自然に思わせてくれました。
  私の知る限りですが、多くのNPO・NGOのなかでJPRのような
支援活動ができる団体は他にはないと思っています。

 オンリーワンの仕事ができるこの活動の意義は言葉を並べるまでもあり
ません。

 機会をつくりまたこの活動に参加させていただきたいと思っています。
 「ありがとうございました。」
日本国際救急救助技術支援会

泊り 祐介

 



2009・6/27〜7/2  


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