Brigade70 Rapid Rescue Company:RRC711

Kingdom of Cambodia


  

RRC711救出救助現場   ザ!救助

 2015年11月2日の23時30分頃に発生した交通事故。
 この事故で、運転者がトラックの運転席に左足を挟まれ、自力脱出できないと言う「救出救助」現場。
 ほんの数年前のカンボジア…。
 Brigade70 RRC711部隊が発足する前のカンボジアなら、左足を切断して救出するか、もしくは救出できずに最悪の結果になっていたかも知れません。
 この現場では、RRC711部隊の進化と必要性が証明される現場となりました。

 


<JPRのFacebookより>

「ザ!救助」

 昨夜の23時30分頃、道路の壁体に衝突し大破したトラック(韓国製?)に、運転者が閉じ込められているという事故が発生したようです。
 Brigade70 RRC711救助隊の出動!
 Mr.Soy narith(ソイ・ナリ氏)の指揮のもと、救出救助活動を開始しています。
 左足が運転席に挟まれ、自力脱出が不可能な運転手。
 負傷者の状態からも、早期に救出救助する必要があるため、RRC711救助隊はレスキューツールを準備しています。
 日本から寄贈された油圧式救助器具、ルーカスのスプレッダーやカッターを使用し、慎重に作業している様子が覗えます。
 これは、日本での救助研修を受講した後、カンボジアに帰国してRRC711救助隊の隊員達が繰り返し訓練してきた負傷者の安全を第一に考える操作。
 レスキューツールで隙間を広げたり、トラックのピラー(鉄状の支柱)を切断したりして、慎重に、慎重に挟まれた足を解除して行きます。
 現場指揮のMr.Soy narith(ソイ・ナリ氏)も的確に指示を出し、救助隊と救急隊に対し、救出前・救出後の連携を図っています。
 それは、救出直後からRRC711救急隊の応急処置、固定処置(骨折)が開始されている様子からも、先進国と同じように救出救助と救急救護、病院搬送の連携が確立されている部隊活動と言えます。
 Mr.Soy narith(ソイ・ナリ氏)のFacebookには、この事故の様子を撮影したビデオや写真が非常にたくさん掲載されています。
 「被害者を救出し病院に送った」と記載していましたが、自らが指揮する人命救助の部隊Brigade70 RRC711。
 写真や文章から、この部隊に全幅の信頼を寄せ、本当に誇らしく思っている、ということが感じ取れました。
 


 


 救助 Brigade70 RRC711。
 Mr.Soy narith(ソイ・ナリ氏)の指揮するBrigade70 RRC711部隊。
 JPR理事長の正井潔氏やJPR会員達が、5年以上の歳月をかけ指導・支援してきた「カンボジア初の災害派遣ユニット」。 ユニットとは、救急・救助・消防防災の専門集団(プロ集団)で、国民の生命・身体・財産を災害から守るため結成(設立)された組織。
 先進国の消防組織のような団体ですが、日本式の消防部隊に近い活動を行っています。
 JPR理事長の正井氏が、設立から運営、隊員の教育など全てに関与し、車両からユニフォームに至るまで、日本色の濃いカンボジア版消防となっています。
 日本から寄贈された消防車や救急車、各種資器材やレスキューツールは勿論、オレンジの服からヘルメットに至るまで、日本の物を使用しています。
 廃棄される運命だった車両や資機材は、カンボジアでは「お古」「中古品」では、ありません。
 実際に、多くの命や財産が守られている「必要不可欠なツール」「無くては、ならない物」になっているのです。
 しかも、彼らの活動は対価を求めない無償の奉仕で、RRC711のユニフォームは、今やプノンペン市民に絶大な信頼を得ているものです。
 おそらく、現在東南アジア各国で、この様な救出救助から病院搬送までの連携的な部隊運用をしているのは、RRC711のみと思われます。
 ただカンボジアにおいても、RRC711が早期救出早期搬送しても、搬入された側の病院で救命処置が出来る病院があまりありません。
 正井氏の活動は、インホスピタルの整備や医療の質の向上にも及んでいますが、前途多難と言えます。
 しかし、兵庫医大などの協力も受け、確実に前進しています。

 



<写真:Mr.Soy narith(ソイ・ナリ氏)。文責:JPR広報 日浦 二一>


 
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