2017年 Brigade70 RRC711

Kingdom of Cambodia


  



Brigade70 RapidRescue Company:RRC711


○Brigade70 RRC711とは、カンボジア初の救急・救助、消防・防災のプロ集団

 2008年の支援調査開始から幾度かの短期支援を経て、2010年JPR理事長の正井氏がカンボジアに長期滞在し集中的な支援を開始しました。
 支援開始ほどなく、Brigade70内にカンボジア全土で活動する「災害派遣ユニット」としてRapid Rescue Company 711(RRC711)が発足し、幾多の困難や妨害、様々な苦労を重ねながら、2017年、本格的な消防組織が完成されました。

 RRC711は、いつ何時発生するか判らない災害、様々な特殊災害や建物火災、救急救助現場、そして防災活動や訓練指導など多方面で対応し活躍出来る部隊として、JPRの支援と共に成長してきました。

 完成された消防部隊は、日本など先進諸国と同じように「人種や国籍」「富裕層や貧困層」と言ったような差別の無い活動、忖度や賄賂の無い活動で、全てが「無償の奉仕」として、Brigade70から支給される僅かばかりの給与のみで、日々市民・国民のため頑張っています。

 遠い異国の地で、日本から寄贈された消防車両と資器材を駆使し、日本人から教えられた専門の知識と技術を有したプロフェッショナル達が、日々スキルアップとして研修・訓練を続けながらも、出動要請があれば即座にそれを中断し対応する、災害現場に向かって行くと言う、本物かつ本格的な消防部隊として完成されたのです。

 JPRが支援してきたBrigade70 RRC711。
 今では、カンボジアの市民・国民からも信頼され、尊敬され、頼られる存在になりました。

○支援の10年…、わずか10年、されど10年。
 

 日本では、平成30年の3月に自治体消防発足70周年を迎えます。
 諸先輩方が苦労に苦労を重ね、長年培ってきた知識と技術が、今日、世界でもトップクラスと言われる日本の消防の礎を築いてきました。

 一方、カンボジアではJPRの支援により約10年もの歳月をかけ、カンボジア初の消防組織である「Brigade70 RRC711」が創設されました。

 70年と10年…。
 先進国と発展途上国…。

 車両や資器材、知識や技術のレベル差は致し方ありませんが、JPRの正井氏が指導してきたプロとしての信念や誇り、そしてプロ意識は、決して先進国の消防士達に引けを取りません。

 わずか10年…
 されど10年…なのです。

 国情や環境、歴史や文化など全く違った国の人々が、お互いに助け合い、尊敬し合い、信頼し合って完成させた消防部隊のBrigade70RRC711。
 2017年には、カンボジア国内のみならず日本やシンガポール、中国などに指導者や研修生を派遣するまでになりました。 2018年は、更なる飛躍の年になることを、心から願っています。

○震災と内戦。
 

 2005年1月17日、JPR設立のキッカケとなった1995年1月17日の阪神淡路大震災…。

 比較の対象にすべき事ではありませんが、日本では1995年の日本の阪神淡路大震災から22年、そしてカンボジアでは1993年の内戦終結から24年しか経過していません。

 復興途上と言う中で、わずか10年足らずで完成された消防組織のBrigade70 RRC711。

 急速に発展を遂げているカンボジアですが、JPRが支援開始するまでは消防専門の組織は存在せず、警察や民間が消防や救急を担っていました。
 その事からも、将来カンボジア消防も急速に発展して行く事を、切に願っています。

 

 

 (JPR広報 日浦 二一)


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