2018 JPRの新しい支援

Kingdom of Cambodia




2018年 JPRの新しい支援事業開始。
2018年8月19日
 新しい支援のためカンボジアに到着。
 新事業の開始前ですが、空港に出迎えてくれたのはMr.Soynarithをはじめとした、RRC711の隊員のみなさん。
 またBrigade70への支援が再開されるのか?と見間違いそうなシーンですが、RRC711のみなさんにとって正井氏は、もうカンボジアでは、家族のような存在なのです。
 今回からは、Brigade70 RRC711ではなく、新しい支援事業のために訪れたカンボジア…家族の一員が訪れたからには、最高のお出迎えと、これからの支援に対する万全のサポートをしてくれることでしょう。

 


2018年8月27日JPRの新事業開始!


2018年8月、JPRの新しい支援事業とは
カンボジアの警察官に支援すること。
しかし…
カンボジアの警察消防や交通警察官の中には…
 

 日本の様な消防組織が無いカンボジアでは、消防業務を担っていたのは警察官たちです。

 しかし、このホームページ内でも過去に何度も触れたことがありますが、警察消防が被災者達から「火災での消火代」や「金品を要求する」と言う行為、守ってやるからと「賄賂を要求する」と言う行為が後を絶ちませんでした。

 2018年8月中旬、ついにカンボジア内務省の大臣が、内務省警察官や交通警察官、消防担当警察官達の前で

 「消防士として責務を果たす際に、見返りとして賄賂を要求しないように」と警告した。

 「火災における犠牲者を救出する前に、助ける見返りに賄賂を要求した場合、罰金を課すことになる」

 「場合によっては、全ての消防士に法的措置を施す…」

 「消防士は高潔な職業で、プロ意識を持って働かないと、国民の命に関わってくるのだ!」と、述べた。

と言う記事が、カンボジアのメディアにありました。(情報提供:カンボジア在住のJPR会員)

 カンボジアでは、この様な事が罷り通っていたこと、そして現在も横行していることこそが、大きな社会問題なのです。

 何の資格も無く、何の技術も無い偽救急隊、高額な搬送費用や違法な診療費を請求する病院に運ぶ偽救急隊(搬送屋)だけでは、ないのです。

JPRの新たな挑戦
 カンボジア支援での新事業とは、このカンボジア警察が対象の支援なのです。

 全ての警察官がそうだった?のかは判りませんが、賄賂や見返りを求めてきた警察官達も居ることでしょう。

 この常態化した悪習、悪い慣習を変えていくためには、並大抵の努力では無理な事、容易では無い事が誰にでも想像できます。
 協力してくれるのは、約10年の歳月をかけ完成させた本物の消防部隊、 JPR、そして正井氏自身が育て完成させたプロ集団のBrigade70 RRC711のみなさんです。

 JPRでも、正井理事長をはじめ、短期指導で指導・支援に訪れる会員達とともに、新たな展開へと進み始めました。

目標は「無償の奉仕」Brigade70 RRC711のような、崇高な使命感を持つプロを育成すること。
本物の消防士とは
 国民の生命・身体・財産を火災や災害から守る、被害を最小限にとどめるため最大限の努力をする。
 人命を尊重し、愛護的精神をもって被害者の救済にあたる。
 プロ意識を持ち、対価を求めず無償の奉仕で活動する…
 JPRの正井氏が、カンボジアで完成させた唯一の本物の消防部隊。
 RRC711消防部隊の基本姿勢です


2018年8月27日 支援開始。
 開会式のセレモニーで、演説するJPR理事長の正井氏。
 セレモニー終了後、早速訓練開始。

 内務省の警察官や交通警察官、政府の役人の方々に、CPR(心肺蘇生法)のプレゼンテーションから実際の実技へ…。
 正井氏やJPRの指導員達も居ますが、主たる指導者はRRC711のベテラン指導員のみなさんです。
 「カンボジア人が、カンボジア人に教える」「自国民が自国民を指導する」と言うJPRの目標が、ひとつ叶った画像です。




救急指導の様子。
 警察官の皆さんに、傷病者の初期観察法から救急救命の基本であるBLS(Basic Life Support=一時救命処置)、外傷観察や全身固定などを指導。
 交通事故の多いカンボジア…。
 RRC711の皆さんが、いかに傷病者に対する初期観察や応急処置が重要なのかを、身振り手振りを交えたスライドや手技を展示し講義。
 その後、JPR指導員とともに実践トレーニングを実施しました。




Brigade70 RRC711消防部隊による救出・救助を実演。
 警察官の皆さんの前で、交通事故・閉じ込め事案の救出・救助訓練を実施。
 消防部隊により警戒筒先を準備、事故車両からの突然の出火に対応。
 救助隊により、油圧式救助器具で事故車両に挟まれている負傷者を開放、救助隊および救急隊により、頚椎保護と全身固定が実施され、車外へ救出完了…。

   



 約10年の歳月をかけ、JPRが指導し支援してきたRRC711消防部隊のデモンストレーション。
 先進国と同じようなレベルで活動するRRC711部隊を、警察官の皆さんは、どのように感じたのでしょうか…

約一週間の訓練成果(JPR理事長 正井 潔)
 8月27日から始まったカンボジア警察庁への救急訓練指導も9月3日で修了です。
 今回の訓練指導の大半は、RRC711部隊が指導しました。
 パワーポイントやテキストの作成まで、全てリーダーを中心に作成し指導しました。
 今後も警察庁への指導を継続しますが、もう彼らに任せても安心です。


Brigade70 での閉会式(2018.9.4)
 Brigade70内において、カンボジア内務省警察庁への救急および消防訓練が終了しました。
 内務省の警察官、交通警察官や消防警察などに、Brigade70RRC711部隊の指導員達が主体となって実施した研修と訓練。「自国民が自国民を教える」「賄賂などの悪習を根絶する」「消防業務に対するプロ意識の育成」等々…JPRにとっても、困難な新事業への挑戦、そして新展開となる支援でした。

 ←閉会式で挨拶するJPR理事長の正井氏。
 



 




(文責:JPR広報 日浦)



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