2019年 カンボジア支援

Kingdom of Cambodia



「ひとりでも多くの命を救う」!懸命に救助活動を実施。

 2019年6月22日の午前5時頃、シアヌークビルで建設中のビルが崩壊し、多数の生き埋め事故が発生。
 Mr,Soy narith(ソイ・ナリ氏)が指揮を執り、Brigade70RRC711の救急救助部隊が空軍のヘリに搭乗し、崩壊現場へと急行しました。

 JPRが約10年前に設立したカンボジア初の「救急救助・災害派遣ユニット部隊」が、日本から寄贈された多数の救助資器材を携行し、救出救助現場に向かったのです。
 RRC711のプノンペンの部隊15名、シアヌークビルの部隊15名の合計30名が、カンボジアの警察や軍隊と共に救出救助活動を実施。

 数十名を救助したようですが、深夜から6月23日かけ救助活動は現在も継続中です。

 

 


 カンボジア南西部のシアヌークビルで22日午前5時頃、中国企業が所有している建設中のビルが崩壊。
 現場は、巨大な瓦礫が積み重なった現場では、RRC711の救助隊員達が懸命に生存者の捜索を続けています(2019.6.23現在)。

 

 

【JPR名誉会長の正井 潔氏 Facebookより】(2019.6.22現在)

 カンボジア軍 RRC711 部隊責任者の Soy Narith 中将から以下の速報が入りました。
 本日(6月22日午前5時頃、シアヌークビルで建設中の7階建のビルが崩壊。
 多数生き埋め状態のため、RRC711部隊は空軍のヘリに多数の救助資機材と15名の隊員と出動。
 シアヌークビルの防災学校に配置になっているシアヌークビルRRC711部隊(15名)と合流し、何人かを救助したとの事です。
 なお、救助活動は、12時間後の現在も継続中です。

 


 

【多くの人命を救助するため、深夜に及ぶ救助活動】
 カンボジア、シアヌークビルのビル崩壊現場でRRC711部隊は約30名を 救出し、20時間経過した今も救助活動は続いています。
 彼らを誇りに思います。頑張れ!!RRC711部隊 (JPR名誉会長 正井 潔)

 

2019.6.23(続報)
 カンボジア南部のシアヌークビルで発生した崩落事故。
 中国企業が建設中の7階建てビルの倒壊、崩落現場では、18名もの尊い命が失われています。
 負傷者は24名で、現在も救出活動中と報道されていました。

 Mr,Soy narithが指揮するBrigade70 RRC711救助隊を含めた救助チームが、23日までに、救出したのは36名にも及んでいます。
 各報道機関の写真にも、率先して救助活動を実施する救助隊員のオレンジのユニフォームとヘルメットにRRC711と記載された姿が映し出されていました。
 しかし、瓦礫の下には、まだ多くの作業員達が閉じ込められているそうで、一刻も早く救助されることを願っています。
 頑張れ!RRC711
 ※政治的な背景もありますが、ここ数年でシアヌークビルには多くの中国企業が進出し、ホテルやカジノなどリゾート施設の建設を進めています。

 

 

 

2019.6.24(続々報)
 救助活動は継続しています。気温35℃という猛暑の中、救出救助は継続されています。
 今回の救助現場では、Brigade70 RRC711のMr,Soy narith(ソイ・ナリ氏)が、現場最高責任者として指揮を執っています。

 

2019.6.25
 生存者発見!2名救出!!

 事故後、2日以上経過した昨日、 RRC 711 部隊は瓦礫の中から2名を相次いで救出しました。
 その救急車の中へ現場視察中のフンセン首相が、負傷者に声をかけています。
 これこそ CSR(Confined Space Rescue ) におけるSAR(Search and Rescue)です。
 今回の事故でRRC711 は、指導者のJPRより多くの現場経験を持ち成長したと思います。
 RRC711 あきらめずによく頑張りました。(JPR名誉会長 正井 潔)

 

    
 



【Brigade70 RRC711のCSR技術】
 今回の崩落事故で、Brigade70 RRC711の救助技術は、目を見張るものがあります。
 CSRを実施できるのは、カンボジアでは唯一の存在と言っても過言ではありません。
 また、おそらく現在の東南アジア諸国でも、CSRを実施できるのは、Brigade70 RRC711救助隊員のみと思われます。
 彼ら彼女らは、日本人達からの指導のみならず、優秀な人材をシンガポールや他国で学ばせ、帰国後はカンボジアの風土に合わせたRRC711オリジナルも完成させています。
 本当に、素晴らしい部隊になりました。

 正井氏が提言した、カンボジア全土で活躍できる災害派遣ユニットの創設。
 ひとたび災害が発生すると、ヘリコプターに搭乗した「災害派遣ユニット部隊」が、いち早く現場に向かい人命救助にあたると言うものでした。
 今まさに、Brigade70 RRC711部隊は、災害派遣ユニットとして大活躍しています。

 CSR=Confined Space Rescue
 ※ CSRとは、Confined Space Rescueの略で、瓦礫の下など狭い場所での救助活動のことです。
 ショアリングやムービング、リフティング、ブリーチング、クリビングなどの技術があり、CSRを確実に遂行するための絶対的な技術で、必要不可欠な準備です。
 CSRは、狭くて暗い瓦礫の下での救出活動で、当然二次災害の危険があります。
 要救助者の保護や状態・状況の確認を行い、救出救助を実施するため、専門的な知識と技術、安全管理能力が必要になります。
 それだけではなく、狭い空間の中は非常に危険な空間であり、ヘルメットやゴーグル、などの個人防護装備を着用した状態で行います。
 隊員自身にも大きな心理的ストレスがかかる事や、長時間の活動となると、身体にも大きな負担がかかり過酷な活動となるなど、リスクもありますので、日々の訓練も非常に重要です。

文責:JPR会員 日浦


 プノンペン在住のJPR会員の播磨氏がシアヌークビルでおこったビル崩壊事故について部隊の指揮に当たったRRC711のソイナリ中将と面会し、今回の救出救助活動についてお聞きしました。

 6/22 5:00頃 報道にて事故を認知
 711部隊へ救助資器材の準備を指示
 シアヌークビル駐留部隊に現地の情報収集を指示
 マオ司令官より出動指令

 同日 9:00  ヘリコプター準備完了と同時に先遣隊員26名が空路移動(陸上移動隊6台:21名も出発) 機内で班編成、活動内容について打合せ。
 同日 10:00 現場到着・活動開始現場には既に各機関が集結しており、瓦礫排除用の建設機械も到着済みであった。

 指揮命令系統は1日目にあっては州知事、環境大臣、軍最高司令官が現地入りしていたが、状況に応じてそれぞれ指示を出していた。

 首相はタイ訪問中であったため2日目より現地入りした。
 現場の指揮は、ソイナリ中将が統括した。建設機械による瓦礫除去は要救助者の救出救助活動が完了した部分から始めた。
 今回の活動では、2班体制で2時間交代の3日間徹夜で進めた。

 6/24 活動3日目に4名救出したが、2名の生存者はサイレントタイムに覆いかぶさっている瓦礫をたたく音を聞き場所を特定できた。
 その後、全ての要救助者を搬出し現場活動を完了。
 RRC711部隊は陸路にてプノンペンに戻った。
 負傷者は現地の病院に一旦収容後、重傷者はプノンペンのカルメット病院まで陸路で救急搬送した。

 ソイナリ氏の所感
 現場の状況はマスコミ報道の動画などが有用であった。
 この規模になると救助資器材が圧倒的に不足していた。
 他の部隊(警察、軍警察)はマンパワーは豊富であったが救助に関しては、知識と技術が乏しく救助現場での協働は難しかった。
 途中から救助は711とし他の部隊はそれ以外の作業に変更したが、そのほうがスムーズに救助作業を行えた。
 空気ボンベの充填が出来ずにいた。
 可搬式の充填装置が必要であると感じた。

 原文 JPR会員 播磨
 文責 JPR広報 松本
 




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