2018年 ドミニカ共和国短期支援の概要報告について

Dominican Republic



ドミニカ共和国への短期支援


ドミニカ共和国短期支援の概要報告について 篠田 利男
 ドミニカ共和国派遣の篠田です。
 ドミニドミニカ共和国短期支援に1月13日から20日まで(現地支援活動3日間)行って参りましたので概要を報告します。
 ドミニカ共和国への短期支援の話をいただいたのは2016年12月にカンボジア シアヌークビル「日本友好防災学校」応援訪問に行った時のことでした。

 私自身、その時すでに前職の消防を早期退職することが決まっており、正井会長からドミニカ共和国短期支援の話があることを聞いた時は二つ返事で「行きたいです!」と伝えた覚えです。

 あれから1年があっという間に過ぎました。
 正井会長との約束であったスペイン語の語学力は…。

 ドミニカ共和国へは成田空港からメキシコシティ国際空港経由でサントドミンゴ空港へ。
 行きは29時間9分(12時間20分乗継時間)、帰りは30時間39分(10時間55分乗継時間)のフライトでした。
 私には今まで経験したことのないとても長いフライトでした。
 13日の15時25分成田空港出発ということもあり、前日12日に成田入り(前泊)し、13日の13時アエロメヒコ航空会社受付カウンター前にて双葉インターナショナルの佐藤氏(同行担当者)と待ち合わせし出発することとなりました。

 13日12時55分メキシコシティ国際空港到着。
 12時間20分の乗継時間があることからメキシコシティで一度ホテルにチェックインし、14日1時15分メキシコシティ国際空港を出発、14日7時34分サントドミンゴ空港に到着しました。

 日本とドミニカ共和国との時差は13時間
 日本の方が13時間進んでいるのでなんか不思議な感じでした。
 行きは時間が戻り、帰るは時間が進むってこと?サントドミンゴ空港に到着すると、現地ドライバーがローマ字名前を書いた紙をもって出迎えしてくれました。
 明日からトレーニングということで、この日はそのまま空港から1時間の距離にあるホテルに直行しました。
 ドライバーはスペイン語オンリーで、こちらはスペイン語が全く分からずホテルまでの車内は無言のままの状況で車内にはラテンの音楽が響くのみでした。
 ホテルまでの道のりは海岸道路が多く朝日を浴びたとても綺麗な南国の海を見ながらの移動でした。
 しかし、海岸道路から外れ街中に入ると車内の窓越しは、私の想像する以上に治安が悪そうな日本では考えられない光景が視界に入ってきました。
  それは銃です。
 確かに空港でもハンドガン持っている人の光景はありましたが、警察官だと思っていました。
 それが警察官ではなく市民が普通にピストルを身につけている姿。
 当然すべての市民ではなく一部の市民ではありますがハンドガンを腰につけ、オフィスビルの前等にはガードマンらしき人がショットガン、ライフルを肩にかけて警備している姿。

 今回利用したホテルのガードマンもハンドガンとショットガンを持っていました。
 この光景を目の当たりにして「怖―い!これは街中にブラブラ散歩出来るところではないな!」と思い、正直滞在中まったく街中探検に出歩くことなくホテルにこもったままでした。
 とはいっても、最終日17日のトレーニング後には、在ドミニカ共和国大使館の小松氏、川南氏がショッピングセンターと夕食(ドミニカ共和国料理)に連れていってもらいましたが…。

 トレーニング初日の15日は、8時過ぎにホテルを出発しトレーニング場所であるDefensa CivilDominicana【市民防衛省】(以下、DCD)へ移動しました。
 ホテルからDCDまでは20分ぐらいの距離で、交通ルールは、あってないような感じでクラクションがあちらこちらで鳴り響き、交通渋滞はひどく何でもありのような感じでした。
 そんな中、ホテルとDCD往復の車内は3日間ラテンの音楽が響いていました。
 DCDに到着し、通訳の川南氏と3日間の打ち合わせを行い、川南氏の案内で佐藤氏と私の3名はDCD局長のところにご挨拶に行きました。
 その後、DCD部隊(トレーニング参加者)の待機する教室に案内され局長から紹介をいただきました。


←(女性は双葉インターナショナル 鈴木氏)
 トレーニング参加者は事前の話では正隊員とボランティア隊員の15名ほどと聞いていましたが、DCD側の都合等により、実際には約30名ほどでした。
 今回のトレーニングは、レスキュー車の積載品とダイビング機材の説明及び取扱いで、トレーニング時間は9時から15時位まで(うち、昼休憩1時間)。


 トレーニング内容については、下記のとおりです。



【3日間のトレーニング内容】

 商品説明等は教室でスライドを使用し実施。
 機材取扱いは屋外トレーニング専用広場で実施。
 随時休憩、その都度質疑応答をしました。

 15日:AM

        【1日目集合写真】
 荷卸補助機、エンジン発電機、LEDバルーン型照明機の
商品説明と取扱いトレーニングを実施。

 取扱いトレーニング内容は次のとおりです。
 @荷卸補助機:荷物の積み卸し
 A発電機:エンジン始動
 Bバルーン型投光器:組み立て・作動

      (発電機:エンジン始動)

    (バルーン型投光器:組み立て・作動)

 15日:PM
 ウェイバーレスキューツールの商品説明を実施。

 16日:AM/PM

        【2日目集合写真】

 ウェイバーレスキューツールの取扱いトレーニングを実
施。

 取扱いトレーニング内容は次のとおりです。
 約10名を1組のチームとしてトレーニングを実施(計3
組)。


 レスキューツールは3組、車両は2台を使用。

 @スプレッダー、カッター、シリンダー・延長ホース・
パワーユニットの脱着

 Aスプレッダーで鉄パイプを潰す
 Bカッターで鉄パイプを切断する
 Bシリンダーで車両持ち上げ
 Cスプレッダーで車両ドアを破壊等
 Dカッターで車両ピラーを切断等
 Eシリンダーで車両内の拡張等

(スプレッダー、カッター、シリンダー・延長ホース・パ
ワーユニットの脱着)



   (スプレッダーで鉄パイプを潰す)


   【2日目トレーニング後の集合写真】

 17日:AM
 ビーイズムダイビング機材の商品説明を実施

 17日:PM
 ビーイズムダイビング機材の取扱いトレーニングを実
施。


 取扱いトレーニング内容は次のとおりです。
 @フィン装着
 ABCジャケット、空気ボンベ、レギュレーター装着準
備及び装着


以上

 トレーニング修了後、閉講式に参加しDCD局長と共に参
加者一人一人に修了証を授与させていただきました。


 あっという間に3日間が過ぎ、帰国日になりました。













      カッターで鉄パイプを切断する

       シリンダーで車両持ち上げ

       カッターで車両ピラーを切断等


       スプレッダーで鉄パイプを潰す


           フィン装着





   









 18日10時41分サントドミンゴ空港出発。
 18日13時45分メキシコシティ国際空港到着。
 10時間55分乗継時間があることから行き同様メキシコシティで一度ホテルにチェックインし、19日0時40分メキシコシティ国際空港を出発、20日6時20分成田空港到着。
 帰国(帰宅)となりました。

 今回の短期支援を振り返り、DCD部隊の皆さんの技術習得に対する真剣に取り組む姿はとても素晴らしく、特に2日目は1日中屋外で半端なく日差しが強くとても暑い中、汗を流しながらトレーニングする姿はとても感銘を受けました。
 機材の説明や取扱いについて伝えられたこと、今一伝えられなかったこと、反省点もいくつかありますが、3日間ではありましたが、DCD部隊の皆さんと一緒にトレーニングすることができ、私にとって大変貴重な経験になりました。
 DCD部隊の皆さんが明日へのドミニカ共和国を背負い個人として組織としてますますのトレーニングを積み重ねご活躍されます事を心より祈念いたします。
 JPR:日本国際救急救助技術支援会

 篠田 利男


 




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