2018年 ペルー共和国短期支援の概要報告について

Republic of Peru



ペルー共和国への短期支援


 ペルー支援活動報告書  岡 村  修

 平成30年1月29・30日(日本時刻)の2日間、ペルー共和国リマ市で消防車両(指揮車)及びエアーテント等の積載資器材についての使用方法に関する海外短期支援(指導)に行ってまいりました。

 今回の支援活動は、ODA事業の一環で一般財団法人日本国際協力システム(JICS)様からコーディネーターである双葉インターナショナル株式会社様に現地での機材の据え付けとトレーニングを含めた発注があり、現地での作業について双葉インターナショナル様よりJPRに依頼があったものです。
 事業の内容は「Japan’s Non-Project Grant Aid for Provision of Japanese SME’s products」というもので、「ODAで無償援助する物品を日本の中小企業から購入し相手国に寄贈する」というもので、渡航費用などの諸経費は、ODA事業ということで全てコーディネーター会社を経由して支給されました。

 現地には、私と地震体験車を寄贈された飛鳥自動車の技術者の方と双葉インターナショナルの方の3名で向かい、現地では、主に日本人を相手に事業を展開されているミッキーツーリストの方が通訳として同行して下さいました。

初日(1月29日)

 訓練先であるInstituto Nacionai de DEfensa Civil(国家防災庁)の会議室に午前9時に集合とのことでしたが、参加者が現れたのは午前10時。
 その辺りは海外ではよくある話ですが、当初参加者は23名ということを聞いていましたが、実際は3名だけとの結果に驚きを隠せない中、少人数ということでプロジェクターは使用せず動画などは直接パソコンの画面を見て、アットホームな雰囲気で活動が始まりました。

 
 会議室での座学終了後、次に実際の車両を確認しようと思ったら、なぜか車のカギがどこにあるかわからないとのこと。
 結局、午前中はカギを取り寄せるだけで終わってしまいました。

 午後からはエアーテントを主とした車載資機材の取り扱い方法の説明を行いました。

 

2日目(1月30日)
 前日同様、9時に集合するはずが完了したのは11時半、これがペルーのお国柄なのかなと思いました。
 2日目は訓練風景をビデオ撮影したいと要請があったので、ペルーの関係者のみでエアーテントを設営してもらうことにして、私は補助者として活動を行いました。
 
 午後からは、他の方が指導した案件を再度指導してほしいと急遽依頼され、訓練場所を移動して訓練を再開しようとしました。
 しかしながら、肝心の資機材が広大な倉庫群の中に埋もれ、どこにあるのかわからないと言われ断念。
 ペルーのお国柄に翻弄される中での2日間の活動は終了しました。

 

 ハプニングの一例をあげれば、深夜に到着し空港からの送迎を手配していましたが現れず、タクシーもホテルの場所がわからず一緒にインターネットで調べたことや、ホテルの場所が現地在住20年の通訳さんでも治安が良くないという理由で一度も来たことが無い地域であったことなどは良い思い出となりました
 ←治安の悪い地域では商店のショーケースに南京錠が

 ペルー共和国は観光大国で日本人旅行者も多く、日本人にはなじみ深い場所ではあります。
 日中に観光地を散歩する場合などはスリなどに気を付けていれば、治安は問題なかったと思います。
 しかし、一歩路地裏や下町に入ると日中から銀行強盗がおこるなど治安は一気に悪化します。
 中南米の国々ではよくある話ですが、今後中南米を訪れる機会に出会った方は、ホテル周辺の治安などを熟考されることをお勧めします。
 しかし、今回のようにコーディネーター会社が費用負担をしている場合はコーディネーター会社との交渉が必要になり、個人の意向が反映されにくい場合があります。
 ただし、訓練日以外の日に自分で手配したホテルに宿泊したり、前泊や後泊し自費での観光などは自由に出来るようでした。
 南米は星の付いたホテルやレストラン以外では英語がほとんど通じず苦労することも多いですが、人々は陽気で訓練は終始和やかな雰囲気で行うことが出来ました。

 
                      リマ市内の街並みと消防署

 今回の海外支援に当たり、私なりに訓練プランなどを練って現地入りしましたが、コーディネーターや現地の意向が強く、事前の連絡通りにいかない事が多々有り思うような活動が出来ませんでしたが、同行者の助けもありそれも含め楽しい派遣となりました。
 海外に行くと日本との違いに何かと不便に感じたり、カルチャーショックを受けたりすることも多々有りますが、その反面気付かされる事も多く、有意義な経験をさせていただきました。
 再び海外支援に参加できる機会があれば、是非とも参加したいと思います。
JPR:日本国際救急救助技術支援会

 岡村 修




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