第1回スリランカ支援


「2006年2月20日指導チーム9名スリランカへ派遣」



 2006年2月、スリランカの南西に位置するゴール市へ行ってきました。
 首都からバスで5時間ほど。
 道はガタガタ、どの車も超高速運転で車間距離も数十センチ単位"異国に来たといきなり痛感させられました。
 今回の支援には神戸在住のカメラマン梶田誠さんも同行してくださり、帰国後神戸新聞などに記事を投稿してくださいました。

 ゴール市は長崎出島のような旧市街地と呼ばれる世界遺産がある街で、都会的ではないけれどとても趣のある街並みが広がっていました。
 食べ物は美味しいけど全部カライ!でもここでスパイスの良さを知ってしまったかも。紅茶ももちろん絶品でした!

 ゴール市でJPRが技術支援を行ったのは、公設の消防隊員20名ほどとセントジョン(StJohn Ambulanceという団体に所属する学生たち40名程でした。
 セントジョンは運営主体が英国で、10代を中心とする学生ばかりでしたがファーストエイド*の技術もある程度身につけていました。
 それに対し、消防隊員のほうは消火活動はできるけれど、救助も救急も、心肺蘇生も知らないという状況でした。
 それらのために必要な資器材はあるけれど、それを使う技術を教わったことがなかったのです。
 そんな消防隊員たちを中心に、私たちJPRは救急救助の基本の基本を伝授してきました。

 *ファーストエイド:応急処置法(止血法、心肺蘇生法など)
 指導は正味たったの2日間。
 言葉ももちろん、JPRにシンハラ語ができる人はいないし、英語が堪能なメンバーが2人いたけれど、今度はゴールの隊員がそんなに英語は出来ないし。
 まさに手取り足取りで技術を伝えていきました。
 隊員たちも私たちの動きを一つも逃すかという勢いで真剣な眼差しを向けてくれていました。
 お互いに目的とするものが同じなら、言葉を超えて通じるものがあるのだなと体感した瞬間でした。
 ゴール市も2004.12月の津波で甚大な被害を受けた地域です。
 私たちが訪れたのも一年以上経過してからでしたが、土台も残らないほどに波にさらわれた建物跡が海岸線に続き、波打ち際に人骨が打ち上げられている光景も目にしました。
 消防隊員たちが「あの津波のとき、僕らはどうしたらよかったんだ。口にいっぱい水が入っているけど口に息を吹き込んでもよかったのか?なにか出来ることはなかったのか?」と語ってくれたのを聞き、私たちの指導に熱がこもったのは言うまでもありません。
 最終日、隊員たちが私たちのために催してくれた宴で、隊員たちのムードメーカーであるスリクマラ氏がこんなことを言ってくれました。
 「肌の色や住んでる国が違っても、僕らは同じ月の下、同じ太陽の下、同じ空の下にいるんだ。」
 2006年以降スリランカの内戦がさらに激しくなり、支援の継続は困難となってしまいました。
 しかし、メールやフェイスブックでほんとに時々ですが情報交換を続けています。
 2009年に長い内戦に終結宣言がなされました。JPRも少し成長して、またいつかゴール市を訪れることができたらと夢見ています。
 2011.7 荒木結(旧:猪野)


「救急救助技術指導」

救助の基本ともいえる、ロープワーク訓練。

救助技術指導
 言葉の壁を少しでも解消しようと、プロジェクター(スライド)を使って、心肺蘇生法などを講義・人形などを使って実際に訓練を実施。





「総合訓練実施」



             

※ここに掲示されている写真の著作権はJPRにあります、無断複写を禁じます。




スリランカ番外編
スリランカからの手紙(1)
 4月にしたメールに返信がないまま、スリランカの悲しいニュースばかりが聞こえてきて、とても心配していたんですが、先日ようやく返信がありました。
 で、ちょこっとだけその内容を・・・

hank you very much for wishing me happy birthday. These days are monsoonseason in Sri Lanka. Rainy days....I am so happy to help other poeple as a fireman. that is why Galle citizensare loving me. The photos which we had followed the couse had been sent by JPR Organiztion
They had some valuable photos. they are the ones which had taken you and me. I see that pictures when I remember you always.  ・・・.

お誕生日祝ってくれてありがとう(4月の末がメナカの誕生日でした。)
スリランカはモンスーンの季節やったから雨ばっかりやったよ。
(Firemanの仕事どう?という感じの質問をしたと思うんですが・・・)
Firemanとしてみんなを助けられてとっても嬉しいです。だからゴール市民は僕のこと愛してくれるんだよ (てるから)。
救急救助の講習(the course)の後に撮った写真がJPRから送られてきたよ^^ めっちゃいい写真が何枚かあったよ。
僕とみんなの写真。それ見るとみんなのこといつも思い出すよ。
スリランカ第1日目の朝食
          朝からカレー!
                      猫 名前はアッシュ!灰色やから・・・

         キングココナッツ

Firemanたちが、いきなり木に登って採ってきてくれました。

          「とったど〜!」 

       「何これ〜?ウニ?!」

ゴール市バスターミナル 津波のモニュメント

街角のいたるところに仏像やマリア像がありました。
 日本で言うお地蔵さんみたいなもんかなぁ〜

Firemanとのディナー

歌って踊って呑んだくれて「肌の色や住んでる国が違っても、僕らは同じ空の下にいるんだ」by Fireman スリクマラ
スリランカの民族衣装”サリー” 「馬子にも衣装?」
  世界遺産ゴール市市街地から望むインド洋


クリケット場で遊ぶ現地の子供達  「元気いっぱい」
スリランカからの手紙(2)
2006年11月11日 皆さん、お久しぶりです。
 JPRいのです。
 ところで、またスリランカからのemailに嬉しい一文があったので転記します。
 のこりの文章は私への愛のメッセージなので割愛です(^^ヾ
Dear Yui!
*********
we are received a new RESCUE AND AMBULANCE(vehicle) from Netherlands. We also had been trained about this vehicle. It is very easy thing because weare received training from you.They are amazed(Netherland instructors)about us.So, don't you any idea to come to see me?
MAY TRIPPLE GEM TO YOU.Menaka.


オランダから新しいRESCUE AND AMBULANCEを教えてもらったけ
ど、とっても簡単だったよ。
だってJPRからトレーニング受けてたからね!!
オランダ人インストラクターはびっくりしてたよん♪

って感じのことが書いてあります。(ですよね?!)
なんとかしてまたJPRにスリランカに来てほしいって熱望してくれて
ます。
(個人旅行で来てよとも言っておりますが(^^;)

ちゃんと彼らの中に私たちの指導がのこってるんだって思えて嬉し
かったです。

また、続報が入ればお知らせします。
今日はここまで。。。

戻る
戻る